過去ログ - ルナ「ルナのお友達になってくれる?」八幡「や、その友達とか良くわからないんで」
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2:名無しNIPPER[sage]
2016/08/26(金) 01:48:49.03 ID:SZHC4siA0
ここは名もなき森。

鬱蒼とした木々に覆われ、昼間だというのにこの場所の空気は墓場のようによどんでいる。

その沈黙を破ったのは、突如として宙に現れた魔方陣だった。

ぴかっ!

一瞬、森に棲む穢れた生物を照らし出すほどの光を放ったそれは、一体のフォロワーを召喚した。

ずべしゃっ!

頭から地面に激突したそれは、そのまま動かなくなった。

哀れ、その者は気絶してしまったようだ。

この森で無防備な姿を晒して、生き残れる生物は少ない。

大抵の者は、ブラッドウルフの胃袋の中に収められる。

この男も、例外ではない。

既に周囲の藪が不自然に蠢いているのに、彼は気づいただろうか。

藪からのぞく、血に濡れた赤い瞳に気づいただろうか。

白目を剥きながらでは、到底不可能だろう。

それからすぐ、絹を裂くような断末魔が辺りに響き渡り、やがてもとの静寂を取り戻した



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