過去ログ - ルナ「ルナのお友達になってくれる?」八幡「や、その友達とか良くわからないんで」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/09/05(月) 00:42:42.70 ID:Y21FLAEe0
骸骨は一歩で、間合いを詰めてきた。
そして、当たれば必殺の袈裟斬りを繰り出してくる。
八幡「くっ!」
俺は残ったチカラを振り絞って、壁に沿うようにして、避けた。
いや、避けようとした。
なんだこれ。左足が、燃えるように痛い。
夥しい量の血が、足から流れ出ていた。
まるで現実味のない光景だ。俺にこんなにも血が通っていたのか?
八幡「ぁ……く…」
モル「……」
骸骨は、俺を見下していた。
赤い液体が、頬にかかった。
それが、自分の血液だと分かるまでにしばらく時間がかかった。
それから振り上げられた剣を見つめることしか、俺にはできなった。
命乞いくらいしておけばと思ったが
彼女らが俺を生かしおくメリットが見つからなかった。
時間をかければ、思いつけたのだろうか。
なぜだか悔しくて、たまらない。
そして突然、静寂が訪れた。
誰もが、その呼吸をとめたのだ。
生きるものが潰える様を、見る為に。
例外を一人除いて、だが。
ラビ「兎さんが入れる扉はどこにでもあるのよ!いくら塞いでもむだなんだから!」
八幡「?」
謎の声と共に、俺のすぐ横の壁が爆発した。
現れたのは、これまた巨大なピンク色の兎と、それに埋もれるようにしてしがみつき、こちらに微笑んでいる少女だった。
ラビ「友達にはなれなかったのね」
八幡「……そうだよ。俺にはできないんだ。これからもずっとな」
ラビ「…ちょっと同情したわ!」
八幡「うるせぇ」
会話が一段落すると骸骨が剣を少女らに向けた。
意外と律儀だ。
モル「消えろ、子兎。貴様に用はない」
ラビ「この子が子兎?いいえ、くっつけばこんなにも大きくなるのよ!」
彼女が破壊した穴から、続々と大小さまざまな兎が飛び込んできた。
そして、この部屋にいたでかい兎と融合し、その体積を大きくしていく。
モル「……」
ラビ「さぁ、せいぜい目を閉じて、耳を塞ぎなさい!今夜限りの大爆発なんだから!」
八幡「ちょっと待て。何する気だ」
ラビ「あんたを助けるのよ!」
一瞬後、部屋は閃光と熱風で溢れかえり、中にあるものを破壊しつくした
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