過去ログ - 【モバマスＳＳ】　リメン婆　【ＳＦ（少し、不思議）】 -SS速報VIP

過去ログ - 【モバマスＳＳ】　リメン婆　【ＳＦ（少し、不思議）】

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5: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/26(金) 02:18:33.94 ID:MTdA0vdW0
翌日、目を覚ますと、なんと私は粗末な小屋の中に居た。

葉っぱで作られたとは言え、寝台に寝かされてすらいたのだ。

以下略

6: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/26(金) 02:19:02.57 ID:MTdA0vdW0
翌日から私は、この島で生きて行く為の方法をお婆さんから教わる事になった。

助けを待つにしても何にしても、まず命を繋がなくてはどうにもならないと思ったからだ。

以下略

7: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/26(金) 02:19:45.10 ID:MTdA0vdW0
臨終の際、お婆さんは傍で泣きじゃくる私に、

「…頑張って生き延びるんだよ…、私はダメだったけど貴女はきっと…、
それにまた誰かが流されて来たら…、今度は貴女が色々教えてあげなさい…、ね？？」

以下略

8: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/26(金) 02:20:18.36 ID:MTdA0vdW0
しかし、お婆さんに、

「この包みの中を絶対に見ちゃいけないよ、私が死んだら中身を見ずにそのまま一緒に埋めておくれ、
いいね、決して見るんじゃないよ？？」

以下略

9: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/26(金) 02:20:53.46 ID:MTdA0vdW0

それから何年経ったのだろうか。長い長い年月が過ぎたのだと思う。

既に私の肌は日に焼けつくし皺だらけ、髪は細く白く、バサバサになってしまった。

以下略

10: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/26(金) 02:21:36.97 ID:MTdA0vdW0
そんなある日、何時もの様に海岸に船が通りかかってないか、何か漂着物が無いか、確認しに行くと――

砂浜の波打ち際に、半ば波に攫われながら一人の少女が横たわっていた。

以下略

11: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/26(金) 02:24:06.46 ID:MTdA0vdW0
終了です。短くてすいません。

元ネタはＦ短編集「ノスタル爺」でした。

ある意味永久に命が回転し続ける、と考えると恐怖ですよね。子供の頃読んで泣いた記憶があります。

以下略

12:名無しNIPPER[sage]
2016/08/26(金) 08:41:08.84 ID:5rqCDW6g0
乙
タイトルを見て(菜々さんのSSかな？)と思ったのは内緒

13:名無しNIPPER[sage]
2016/08/26(金) 20:11:13.35 ID:zAEFHL+DO
>>12
俺以外にも失礼な奴がいて安心した

>>1乙

14:名無しNIPPER[sage]
2016/08/27(土) 01:22:35.02 ID:I0aYXt76o
切ないな
乙

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