過去ログ - 森久保乃々「あなたの瞳を」
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36: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:32:49.63 ID:FC6wSZy00

このような会話をしながら、まゆは内心、驚いていた。

乃々を誘った自分に対して、である。

これまでは仲間がいなかったのだから当然ではあるが、休日に偶然出会った誰かと過ごそうなんて思ってもみなかった。

なにより、考えることなく、自然とそのような言葉が出てきたという事実に。

それだけ、乃々と過ごすことに抵抗を感じなくなっていたという事実に。


……いや、そもそもまゆは抵抗を感じたことはない。初めて会ったあの日も、撮影に付き添ったあの日も。

だが、乃々はそうではなかっただろう。人見知りする性格、望まぬ新しい世界、付き合いの浅い相手。

乃々の気持ちを考えると、安易に距離を詰めることは良いことではないのではないか。

そのような遠慮の気持ちが、乃々から感じる拒否的な空気が、薄れてきたという意味だ。




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