47: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:41:44.06 ID:FC6wSZy00
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ここは事務所の衣装室。
48: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:42:43.78 ID:FC6wSZy00
「う、うぅ……」
そうこうしているうちに目を覚ましたようだ。
49: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:43:51.47 ID:FC6wSZy00
「電気、つけてもいいかしら……?」
「あ、は、はいぃ……」
50: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:44:25.15 ID:FC6wSZy00
「もう夜の7時ですよ? 乃々ちゃんは寝ぼすけさんですねぇ」
「え……?」
51: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:45:10.89 ID:FC6wSZy00
「あ、あの……、まゆさん……」
「どうかしましたか?」
52: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:45:47.77 ID:FC6wSZy00
「乃々ちゃんはいつも、苦しそう」
「……」
53: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:46:25.62 ID:FC6wSZy00
佐久間まゆは考えていた。
失敗したいと思う人間はいない。
54: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:47:20.05 ID:FC6wSZy00
「アイドル、辞めたいです」
「……! ……どうして?」
55: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:48:30.28 ID:FC6wSZy00
乃々に驚かされるのは何度目だろうか。
それと同時に、乃々を単なる恥ずかしがり屋だと決めつけていた自分に強い嫌悪感も生まれている。
56: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:49:32.67 ID:FC6wSZy00
いつだって乃々は、誰かのことを考えていた。
だからこそ限界まで逃げなかったし、仕事をやる以上はしっかりと役割をこなしていた。
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