51: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:45:10.89 ID:FC6wSZy00
「あ、あの……、まゆさん……」
「どうかしましたか?」
52: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:45:47.77 ID:FC6wSZy00
「乃々ちゃんはいつも、苦しそう」
「……」
53: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:46:25.62 ID:FC6wSZy00
佐久間まゆは考えていた。
失敗したいと思う人間はいない。
54: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:47:20.05 ID:FC6wSZy00
「アイドル、辞めたいです」
「……! ……どうして?」
55: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:48:30.28 ID:FC6wSZy00
乃々に驚かされるのは何度目だろうか。
それと同時に、乃々を単なる恥ずかしがり屋だと決めつけていた自分に強い嫌悪感も生まれている。
56: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:49:32.67 ID:FC6wSZy00
いつだって乃々は、誰かのことを考えていた。
だからこそ限界まで逃げなかったし、仕事をやる以上はしっかりと役割をこなしていた。
57: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:50:22.59 ID:FC6wSZy00
"誰かのため"
およそ遠く見えていた言葉が乃々の根底にあると気付いた時
58: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:51:04.24 ID:FC6wSZy00
「……え? ……え?」
困惑する乃々に、まゆは語りかける。
59: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:52:35.33 ID:FC6wSZy00
まゆは、これでも乃々が意志を曲げないなら、その時は乃々の意志を尊重したい、と考えていた。
内心では焦りながらも、返事を待つ。
60: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:53:36.21 ID:FC6wSZy00
「まゆさん……」
「……」
61: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:54:28.74 ID:FC6wSZy00
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さて、目下の目標は2人のライブ。
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