304:名無しNIPPER[saga]
2016/12/23(金) 20:18:56.28 ID:MZTRIGcDo
「コイバナ、楽しかったから。お泊まりと言えばコイバナです」
夜の女子寮、肇と泰葉の部屋。
泰葉所有のホームプラネタリウムを楽しみに来た蘭子とアーニャ。お休み中のグリフォン。
室内天体観測会は、そのままお泊まり会へと雪崩れ込んだ。
「アダムとイヴ……楽園の赤き掟……」
(コイバナ……コイバナかぁ……)
「ええと……私達、アイドルなのですが……大丈夫でしょうか」
「大丈夫です、肇。みんなには内緒。ね?」
「うんうん。じゃあ、早速私から……」
少しだけぼやけた夜空の下。
数々の星に見守られながら、四人の少女が毛布にくるまって顔を寄せ合う。
中央で丸くなるグリフォンの耳が、時折思い出したように跳ねた。
心持ち瞳の輝き出した泰葉が考え込み、そのまま黙り込む。
「……えっと、ごめん。どういう風に始めればいいの?」
「うーん……やはり、好きな人ですとか……好みのタイプだとか」
「好きな人……うーん……まだ居ないなぁ」
「ほう」
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