34:名無しNIPPER[saga]
2016/09/03(土) 17:39:10.37 ID:Z6ZHfkFVo
「…………なるほど、道理で」
蘭子にその呟きの意味は分からない。
だが男は落ちたケバブサンドを手早く拾い上げ、ゴミ箱へと放り込んだ。
そして丁寧に手を払うと、ずんずんと歩き出す。
蘭子の方へ、真っ直ぐに。
「…………え? えっ?」
訳の分からぬままに慌てふためく蘭子に構わず、男が近付いて来る。
何をするべきか迷っている内に、男は蘭子の眼前数歩前でぴたりと立ち止まった。
「……」
ど……どうしよう。
何を言えば。
け、警察?
いや、パパ達に電話……?
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