89:名無しNIPPER[saga]
2016/10/08(土) 18:55:58.24 ID:J6ROG74co
「ほう……闇夜への供物を」
(ブラックコーヒー飲めるんだ。すごいっ)
「慣れてしまえば大した事は無いよ。日常の一部に溶け込むさ」
「我が魂が欲するのは無垢と咎との混沌ね」
(コーヒー牛乳は好きなんだけどなー)
「まぁ、蘭子ももう少し成長すれば大丈夫さ。時とは偉大な万能薬だね」
滑らかな会話が更に弾む。
十年来の知己だったかの如く、その空気は納得と理解に満ちていた。
「お、蘭子ちゃん来てたのか。二宮さんも」
「おはようございまーす」
「やぁ、良い朝だね」
「おはよう。もう慣れたかな、二宮さん?」
「ああ。まだ日は浅いが、思ったよりも随分と馴染むね。悔しいくらいだ」
「ははは、これから頑張っていこう」
飛鳥は涼しい顔だった。
マフラーはいつの間にか外していた。
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