過去ログ - 女「今の君を教えてよ」
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2: ◆XRfrZgs14Q[saga]
2016/08/28(日) 02:00:57.30 ID:BRDevDFC0
ーー被害者。
言葉というのは偉大なもので、たった単語一つで人間の気持ちを変えてしまう。被害者と言う言葉も聞いただけでいい気分がしない。

女「うん。教えて」

次の日の朝。高校一年生という新しい環境に慣れず、そわそわしている教室。男は席に着こうとする女を一瞥した。

男(特に興味があって見たわけじゃないけど、無言でそらされるといい気分はしねぇな。まぁいいけど)

女の様子が昨日は明らかに違っていた。嫌悪、軽蔑、恐怖、きっとどれでもないのだろう。何かをずっと考えているような面持ちである。
昼休みの終わり頃、その日初めて女が男に声をかけた。

女「やあおはよう。一人でお昼食べてたでしょ。友達作らないの」

男「もう昼だけどな。余計なお世話だ。どうせ友達なんて作っても仕方ないからな」

女はどこか憂いを含んだ表情をしている。

男(なんだこいつ、なんか暗い顔してんな)

男「なーんか、昨日より暗いかおしてるけど? 失恋でもしたか? 興味ねぇけど」

女「……そうかな、ちょっと考えてて。男君はやっぱやさしいね」

男「そうかよ。やっぱってなんだよ知ったかぶりやがって」

女「君に聞いてもいいかな?」

男「なにを?」

女「君が心を閉ざす理由」

男「はぁ? なんだそれ。俺は元々そういう人間ってだけだよ」

女「……男君は優しい。痛みを知ってるよね? 君は。また放課後君に聞くね」

男「は? なに言ってんだ。もう話しかけてくんな」




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