過去ログ - 女「今の君を教えてよ」
1- 20
22: ◆XRfrZgs14Q[saga]
2016/08/29(月) 07:01:18.95 ID:ODEI0euO0
小さな川が流れるのどかな土手に二人の男は寝そべっていた。二人とも空間を見つめて、呆然としていた。

男B「なぁ、男っていいやつだったよな」

静寂を切り裂いて、男Bがぽつりとこぼした。

男A「なんだよ急に。あいつの話はしたくねぇ」

男B「お前らの前でこういうこというのもなんだけどさ、あれだけのことされても、俺はまーだ男のことをいいやつだったって思っちゃうんだよなー」

男A「ほんと前からお前はそういうよな。どこからその考えに至るのかが理解できねぇよ。俺ら三人とも碌でもない目にあわされてんだぜ」

男B「……なんか。なんか事情があったんじゃねぇかなって。思っちゃう。いや、そう思いたいんだよ俺は」

男A「あんなことに巻き込む理由が? そんなもんがあるならぜひ見せてもらいたいくらいだ。死ねばいいとさえ思ったこともある」

男B「んー……。なんだかなぁ」

男Aは言葉とは裏腹に煮え切れない表情を浮かべている。

男B「なぁー」

男A「ん?」

男B「空はいつでも青いよなぁ」

男A「たまに曇る」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
64Res/42.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice