37: ◆XRfrZgs14Q[saga]
2016/08/31(水) 15:10:42.71 ID:ryABOIXv0
その日はなぜだか家にすぐ帰るのも嫌で、コンビニを転々として日が暮れるまで時間を潰した。
少し前までの猛暑が信じられないくらいの涼しさ、消えていく湿気、そして澄んだ空気。空を見上げれば、曇り一つない空に星が広がっている。空気が澄んでいるおかげか、空が高く見える。
男は、自宅の前の道が昔からひどく嫌いである。なぜなら、その道だけ街灯がすくなく、夜になると視界が悪いので、なんとなく不吉な予感がしてしまうからだ。いままで特に何かあったことはないが、基本的に怖がりな男としてはそれだけでも十分な理由だった。その道に差し掛かった時、少し先に人影があるように見えた。
男(なんだろ。本当に幽霊とかだったらどうしよう)
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