過去ログ - 【一次創作】安価で名作ssを目指すスレ
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60: ◆ZXSXaJ.neE
2016/08/30(火) 00:17:09.74 ID:DocoG5ke0
琢朗「あれを…人魚を、見たんですか?」

船長「見たよ…今でも時折夢に出る、物語なんかの人魚じゃなくて…って君は夢で見たんだろ?」

琢朗「はい…だからボクはあのおぞましい夢が真実なのか確かめたくて、事故の後に船長さん以外の生存者の方に話を聞きました」

琢朗「その方も船長さんのように、それは事実だと…言ってました」

船長「……君は、もしや私があの時の生き残りだと知ってて聞いたの?」

琢朗「…最初は確信はなかったんですけどね」

琢朗「でもあの夢では、その当時の船長が亡くなり、彼の娘らしき女性が代わりに港まで船を操縦していました」

琢朗「当時の船長の後継者は彼の一人娘しかいなかった」

琢朗「代々船長の血を分けた子にしか船長になる事はできないのが我が村のしきたりです」

琢朗「つまりこの船の船長は前船長の代わりに船を港まで操縦した娘さん以外有り得ない」

船長「…ふっ、その私に真実を聞こうという訳か」

琢朗「恐らく数少ない生存者の中でも貴女が一番真実を知っていると思ったので…」

船長「ふん、海の上で航海を共にした同志の弟の頼みならば断れないな」

船長「いいだろう、これから言う事は何れ君達にも伝えねばならん事でもある…」


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