過去ログ - ダージリン「ペコの下剋上。つまりペ剋上ね」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/08/30(火) 04:19:07.44 ID:if5m+h/Mo
オレンジペコ「……最近のダージリン様は、私がそばにいて当たり前のようで……新鮮味が無いと感じているのがありありとわかりました」
ダージリン「それは……」
オレンジペコ「格言も、前はちゃんとしていたのに、うろ覚えだったり間違えていたりというのが増えて……デマに引っかかったりもしてました」
ダージリン「………………」
オレンジペコ「もし間違えても私が訂正するだろうと信頼してくださっている面もあるのでしょうが……以前のピシッとしていたダージリン様を見ているだけに……悲かったです」
ダージリン「………………」
オレンジペコ「……それに……西住みほさんにご執心で……私が大洗女子全体を応援しているのと違い、ダージリン様は西住さんのことばかり見て……」
ダージリン「そんなことは……」
オレンジペコ「挙句の果てに、五十鈴さんと名前で呼び合うようになって……私のことはどうでもいいみたい……」
ダージリン「!」
オレンジペコ「私が格言のフォローを適当に流した時は叱ってほしかったです……なのにダージリン様はいつも『ウフフ』か『あらあら』で誤魔化して……私に真剣になるつもりがないということでしょうか……」グス
ダージリン「そんなことはないわ。私がペコを大事に思っていないわけがないでしょう?」
オレンジペコ「はい。わかっています。でも……」
ダージリン「だったら……」
オレンジペコ「………………」
アッサム「……ダージリン。オレンジペコは今までダージリンに献身的に尽くしてきました。見返りを求めようともせず」
ダージリン「…………」
アッサム「でも……ダージリンに何も求めないように努めた…いえ、努めすぎたせいで、ダージリンに心配事や悩みを相談することもせず、いつも自分の中に溜め込んでいました」
ダージリン「………………」
ダージリン(ペコがそんな想いを抱えていたなんて……気付かなかったわ。先輩失格ね)ハァ
アッサム「ダージリンが格言のいいところで噛んだ時も、ドヤ顔で紅茶の銘柄を当てにいったのに間違ってた時も、後ろで束ねた髪の上に虫がいた時も……オレンジペコは常にダージリンのためだけに、ダージリンを傷付かせないよう動いていたわ」
ダージリン「初耳だらけだわ……ちなみにペコ。その虫はどうなったのかしら?私が気付かないうちに取ってくれたのかしら?」
オレンジペコ「いえ、私も虫は苦手ですので……そのまま……」
ダージリン「……………………」
アッサム「大丈夫ですよダージリン。きっと飛んでいきました」
ダージリン「……飛ぶタイプならそうでしょうけど……最悪、部屋の中に……」
アッサム「……ま、とにかく」
ダージリン「とにかからないでほしいけれど……」
アッサム「オレンジペコは悩んでいたんです。ダージリンのことばかり考えて」
ダージリン「ペコ…………」
オレンジペコ「ぅ……///」
アッサム「もっとダージリンに自分のことを見てほしい。ダージリンの目を自分へ向けたい、と」
ダージリン「……なるほど。そんなペコの気持ちに気付いたアッサムが、戦闘グロリアーナで私と戦うことを提案したのね」
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