過去ログ - 【安価とコンマ】行き当たりばったり幻想郷生活三日目
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◆z07gL4YySg
[saga]
2016/10/02(日) 23:31:54.90 ID:z1qNyoyS0
輝夜「鴉に見殺しにされたぐらいで……私は貴女を嫌ったりしないし。失望もしない」
鴉「……っ」
輝夜「だからそんなに、自分が悪い自分が悪いって抱え込まないで。鴉」
鴉「輝夜!それでも……そうだとしても!私は!」
輝夜「あーもー、しつこいわね!はあ……だったら何?貴女に罰でも与えればいいの?」
鴉「……輝夜が私に罰を受けろと言ったら、私は喜んで罰を受けるよ。さあ、何でも言ってくれ」
輝夜「そう……だったら、鴉。貴女に与える罰は、私を守れず見殺した、重い重い罪は……」
少しの沈黙の後、輝夜は私にこうはっきりと言った
輝夜「私を……永遠に。このような事がもう二度と起こらないように私を永遠に守りなさい」
鴉「…………は」
輝夜「蓬莱の薬と言ってね、飲めば不老不死の蓬莱人になる薬があるのよ。ああ、月では禁忌とされているこの薬を罰として飲ませる、何て酷く辛い罰なんでしょうね。言っておくけど解毒剤なんてものは無いわよ?」
鴉「……ああ、そりゃあな、確かに罰だ。私にぴったりな……っ」
輝夜「あら、ちょっと声が震えてるわよ?泣いているのかしら?」
鴉「……輝夜ぁ……私は……私は!お前と同じ罪を背負って!永遠に……永遠にお前を守り抜く……騎士となる!」
輝夜「ええ、そうでもしてくれないと罰として意味が無いわね」
鴉「こんな……こんな私を、許してくれるか?」
背中におぶられている輝夜に問う。顔は見えないが輝夜の表情は
輝夜「だから言ってるじゃない……嫌いになったりもしないし、失望もしない。許しているに……決まってるじゃない」
優しく微笑んでいる、そんな気がした
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