過去ログ - 【安価とコンマ】行き当たりばったり幻想郷生活三日目
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◆z07gL4YySg
[saga]
2016/12/27(火) 23:46:24.82 ID:v49CTv6A0
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鴉「……確かにこれ美味しいな……サクサクいけるな」
自分で作ったポッキーをサクサクと食べ続けていく鴉。その横で輝夜が頭を押さえながら悶えている。
輝夜「ううっ……冗談だって言ったのに……鴉の馬鹿ぁ」
鴉「知るか、それに私そこまで強くやってねえだろ。大袈裟だ大袈裟」
輝夜「貴女、私のこと守るとか言ってたのに何でこういう事するのよ……本末転倒じゃない」
鴉「うっ……それを言われたら少し困るんだが……まあ、こういうときぐらいわな」
輝夜「何よそれ……じゃあ、もう一つ私のお願い聞いてよ。守るって言ってくれたのに暴力振るったんだから」
鴉「はあ!?なんだそりゃ!」
輝夜「そもそも貴女の恋人であるこの私がお願いを聞いてと言っているのよ!一つや二つ聞いてあげなさいよ!」
鴉「こ、恋人……うう、改めて言われるとまだ恥ずかしいんだよな……ひ、一つだけだぞ?」
輝夜「……勢いで言ったけど私も結構恥ずかしいのよね……そ、それじゃあ一つお願いを聞いてもらうわよ?」
鴉「おう、何でもどーぞ」
その言葉を聞いて、輝夜は小さくガッツポーズをすると。
輝夜「ふふっ……ねえ鴉、ポッキーゲームというものを知っているかしら?」
鴉「ポッキーゲーム?いや、知らないけど……それをやればいいのか?」
輝夜「そうよ!その名の通りポッキーを使ってするこのゲーム!」
鴉「……お前、そんなにこのゲームがやりたかったのか?さっきとは別人みたいになってるけどよ……ガッツポーズしてたし」
輝夜「まあまあ、きっと面白いわよルールは……やってみたほうが早いわね。ささ、ポッキーを銜える銜える」
鴉「ん……こうか?」
ポッキーのチョコがついているほうを鴉が銜え。
輝夜「それでねー……私もーっと」
そして、輝夜がポッキーの持ち手の部分を銜える。これで、一つのポッキーを二人で食べる形になる。
鴉「ひゃっ!?な、何してんだよ!輝夜!」
輝夜「こうして食べてって、先に折った方、口から離した方の負けよ。簡単でしょ?」
鴉「簡単とかそういうところが問題じゃねえんだ!てか、このまま食べていったら――」
輝夜「ポッキー銜えながら話したら落っことすわよ?それに食べないで銜え続けてるってのもつまんないから禁止ね!」
鴉「ふぇ?あ、ちょっ!」
輝夜「いくわよ?よーいスタート!」
スタートの合図とともに輝夜がポッキーを折らないように慎重に食べ進めていく。
鴉「んーっ!?んーっ!?」
輝夜「……」
ゆっくりとゆっくりと食べ進んでいくが、その速さが鴉にはとても早く感じられた。
鴉(やばいやばいやばいやばい!結構早く食べ進んでるよ!てか、何でもう輝夜のやつ目瞑ってるの?こっちが緊張して恥ずかしくなるだろうが!///)
サクサクとポッキーを食べる音だけが聞こえる、が。途中でその音が途切れる。見ると、輝夜が食べ進めるのを止め、瞑っていた目がジトっとした目に変わり、鴉を睨んでいた。
輝夜「…………」
鴉(……もしかして、早くお前も食べろと?……は!?無理無理無理!てかこのポッキー短いからすっごい顔近い!けど……ほ、ほんの少しなら少しぐらいなら――っ!)
サクっと、鴉がポッキーを食べた音が聞こえると輝夜がさっきまでのように目を輝かせる。そして先ほどより速いスピードでポッキーを食べ進める。
鴉(近いって!///近いってばぁ!///)
その距離はどんどん短くなっていき、そして―――
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