過去ログ - 【安価とコンマ】行き当たりばったり幻想郷生活三日目
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828: ◆z07gL4YySg[saga]
2016/12/27(火) 23:47:35.91 ID:v49CTv6A0
輝夜「…………ぷはっ」

その時間はとてもとても短い十秒にも満たない時間ではあったが、鴉。そして輝夜にはまるで十時間にも及ぶ長い時間のように感じられた。

鴉「……あ、えっと」

鴉が呆気にとられていると輝夜が。

輝夜「……ねえ、鴉」

鴉「え、あ。ど、どうした?」

輝夜「……美味しかったわ。とても、とても甘くて……ご馳走様でした」

鴉「――っ!///」

この言葉で……鴉の緊張と恥ずかしさが一気に舞い戻る。

鴉「お……お粗末様でした……?」

輝夜「ふふっ、何で疑問形なのよ」

鴉「……うっせ」

恥ずかしくなって、輝夜から目をそらす鴉。それを見て薬と笑う輝夜。

輝夜「あ、鴉。ポッキーがまだ残ってるわよ」

鴉「え?いや、もう全部食ってるだろ」

輝夜「いいから、じっとしててね……ん――」

鴉「……!?」

――――ちゅ

それは、ポッキーよりも甘い甘い――味がした。



終われ


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