過去ログ - 高峯のあ「高峯のあの事件簿・ユメの芸術」
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121: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2016/08/31(水) 00:03:23.94 ID:oWrh3Wv10
のあ「アナスタシア」

アナスタシア「ユメは絵を塗りつぶしました。ユメだけのホナミを作りました」

のあ「それは違うわ」

アナスタシア「誰が、そう言いますか?」

のあ「成宮由愛は西川保奈美が一番輝く場所を舞台と定義していたわ」

アナスタシア「舞台、ですか」

のあ「それは独占とは程遠い憧憬よ」

アナスタシア「……アーニャ、間違えましたか」

のあ「ええ。言ったでしょう、簡単にわかるものではないと」

アナスタシア「……」

のあ「長い年月をかけて、人は他者を理解していくのよ。あなたは、その機会を自ら奪った」

アナスタシア「だって」

のあ「だって、ね。西川保奈美が舞台に立ち、歌うことはないわ」

アナスタシア「ノアに、私の気持ち、わかりません。大切な人の言葉、わからない気持ち、知りません」

のあ「私はお世辞にも人の気持ちに通じてるとは思わないわ。だけど、これだけは言わせて」

真奈美「……」

のあ「あなたが求めていたのは何かしら。西川保奈美を独占したかったの?成宮由愛を理解したかったの?」

アナスタシア「両方、ですね」

のあ「いいえ、違うわ」

アナスタシア「違う……?」

のあ「自らのハンディを楯にして、誰にも理解されない、誰も理解しないことを押し通した。そして、凶行に走った。自らの歪みを正すこともせずに」

アナスタシア「……」

のあ「あなたは、ただの殺人犯にすぎないわ」



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