過去ログ - 高峯のあ「高峯のあの事件簿・ユメの芸術」
1- 20
16: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2016/08/30(火) 22:37:50.13 ID:/ACgAhYs0
のあ「連絡しなかった、理由は」

惠「警察官の職務を全うしたまで、です」

のあ「嘘ね」

惠「……」

のあ「伝えないべき理由をあなたは見つけた」

惠「……その通りです。遺体を見ましたか」

のあ「ええ」

惠「遺体のどこにも争った形跡はありませんでした」

真奈美「……」

惠「それどころか、遺体は丁寧に扱われ、装飾されていました」

のあ「その通りね」

惠「ショックでした。私も、東郷邸に住んでいた一人だったから」

真奈美「身内を殺されたようなものか、それは辛いな」

惠「それよりも、私自身に」

のあ「……」

惠「保奈美ちゃんの身内が、親しい人間が犯人だと、思い込めた私がショックでした」

のあ「……」

惠「ごめんなさい、関係ない話です」

のあ「留美にちゃんと伝えなさい。あの鬼刑事でも、あなたの気持ちを汲んでくれるわ」

真奈美「のあは警部補を何だと思ってるんだ」

のあ「仕事一筋で、空き時間はトレーニングと稽古に費やしてるけど、人間の心は持ってるわ」

真奈美「褒めてはいないな」

のあ「逃げてもいいわ。任せなさい」

惠「忠告ありがとうございます。でも、自分で決めます」

のあ「ご自由に。最後に質問を一つ」

惠「なんでしょうか」

のあ「第一発見者の中学生、雨の中、何をしてたの?」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
155Res/160.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice