過去ログ - 高峯のあ「高峯のあの事件簿・ユメの芸術」
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18: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2016/08/30(火) 22:39:09.08 ID:/ACgAhYs0
悠貴「えっと、いつも通り河川敷をランニングしてたんですっ」

真奈美「ふむ」

悠貴「そうしたらっ、昨日河川敷にないものがあって」

のあ「布がかけられたベッド」

悠貴「はいっ。気になっちゃって、見に行きました」

真奈美「君も遺体を見たのか」

悠貴「死体に見えませんでした。布全部剥いだんですけど、それでも見えなくって」

のあ「何に見えたのかしら」

悠貴「寝てるお姫様に、見えました」

のあ「お城と間違えるには、考えられない場所ね」

悠貴「だから、何度も何度も話しかけたんですっ」

真奈美「でも、答えなかった」

悠貴「もう何が何だかわからなかったですっ。だから、交番に走って行きましたっ」

真奈美「警察に同じことを話したか?」

悠貴「はいっ」

のあ「相違はなし。オロオロしているあなたの目撃情報もありそうね」

悠貴「その、殺人事件なんですか……?」

真奈美「わからない。だが、警察が調べてくれている」

悠貴「……」

のあ「どうしたのかしら、何か気になることでも」

悠貴「あのっ」

のあ「なに?」

悠貴「あそこで殺されたんですか?」

のあ「わからないわ」

悠貴「それだったら、怖いな……」

のあ「大丈夫よ。次は起こさせないわ」

真奈美「ああ」

悠貴「ありがとうございますっ」

のあ「こちらこそ。あなたのおかげで、時が消し去るはずのヒントが残ったはずよ」



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