過去ログ - 男「美少女と異世界を冒険することになった」
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62:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 04:55:02.41 ID:PP7sh05DO
魔王「私はもうこの世界に飽き飽きしているのだよ。誰も個を認めようとはしない」

魔王「普通という概念が精神を大衆化されたものに作り替え、人々は常に常識と呼ばれる流行を汲み取って生きることを義務付けられている」

魔王「我々は本来、自由であるべきだ。それは人も魔族にも限らず全ての生命に与えられる正当な権利である」

魔王「世の中は広い。広いがゆえにそれだけ数多くの生物が混在するのだ」

魔王「肉を喰らう者もいれば草を好む者もいる。陸を歩く者もいれば空を飛び、海を泳ぐ者さえいる」

魔王「ありとあらゆる生物がそれぞれに見合った独自の生き方をし、森羅万象、さまざまな繁栄を遂げる。素晴らしいことじゃないか」

魔王「私に言わせればね、人間ほど愚かでつまらない生き物はいないよ」

魔王「凝り固まった思考、押し付けがましい協調、そんなものはなんの意味も成さないんだ」

魔王「労働者も非労働者も多才、天才、凡才も美しさも醜さも総じて一個の生命に過ぎず、そこに優劣など付けられない」

魔王「私たちは等しく価値を宿しているんだ。だからどんな生き方をしていてもそれは恥ずべきことではない」

魔王「ただ理解が足りないだけだ。そうした誤解が隔たりとなって多くの間違いが引き起こされた」

魔王「つまりはだね…全ての生命は平等であり、しかし同じではない。と、いうわけだ」

魔王「なのに世界は私を歪んだ物と思い込み、拒絶する。この考えはそんなに罪なのか?」

魔王「ならばもはや…世界は不要である。執着を捨て、この城に新たな生活を見いだそう。と、いう結論に至った」

魔王「私は決して屈しない…。私を支配し、機械のように操ろうとする世界に……お前たち人間などに……絶対に屈しないぞ!!!」

男「つまりは働きたくないんだな」

魔王「うん、やだ」こくっ


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