過去ログ - 星輝子「第3回 フレ志希のケミカルカオスキュートラジオ(仮)」
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16: ◆mBiXSAH/fw[sage saga]
2016/09/01(木) 07:43:36.32 ID:sTZyr3Wl0

フレ「フレちゃんが中学二年生になったばかり、厨二時代のお話だよー」

フレ「あふれんばかりのパリジェンヌ感で有名人だったから、クラス替え直後でも周りほとんどの子が顔見知りだったの」

フレ「でもそのときの隣の席の子は全然面識なくて」

フレ「更に仲の良い子が居なくって、声を聞くのは意見を求められたときだけ。前髪長ーい寡黙な男の子」

フレ「休み時間は延々と文庫本や、分厚いハードカバーの本を読んでたんだー」

フレ「あるときフレちゃん気になって聞いてみたの。『何でそんなに本読んでるの?』って」

フレ「その男の子は『上手な言葉の遣い方を知りたい』って答えたんだ」

フレ「『しゃべられないわけじゃないんだから、本読まずに友達と話せばいいじゃない』って話したら」

フレ「『自分の気持ちを上手く言葉に表せない。相手の気持ちもよく分からない』」

フレ「『だから、誤解なくちゃんと気持ちを伝えられるように本を読んで学んでいるんだ』って言うの」

フレ「なんでそこまで真面目に考えているのか心底わからないって顔したら」

フレ「その子がカバンの中から一冊の文庫本を差し出して『貸してあげる』って一冊の本を貸してくれたの」



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