16: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 13:54:09.81 ID:PXsZTd9H0
スタッフが言っていたが逆転一切なし、それがボコらしい。
俺はひたすらにボコボコにされるために舞台にいた。
17: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 13:56:24.84 ID:PXsZTd9H0
「お疲れ様、助かったよ!」
舞台が終わると、スタッフの人が来た。
18: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 13:57:37.16 ID:PXsZTd9H0
「実は前のボコ担当が、その……逃げてしまって」
「逃げた?辞めたじゃなくてですか?」
19: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 13:58:26.22 ID:PXsZTd9H0
「人気のほどは、今日の客席を見たらわかるだろうけど、それでもボコを待つ子がいるからさ、続けたいんだ」
「……なんでそこまでボコに?」
20: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 13:59:06.25 ID:PXsZTd9H0
「まあ、かまいませんが、俺そんなうまくなかったですよ?」
「そんなこと無いよ!!今まで色んな人がボコを演じたけど、君が一番いいボコられっぷりだったよ!!」
21: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 13:59:56.83 ID:PXsZTd9H0
「まあ私でいいならお受けしますよ」
「本当かい!?助かるなぁ!!これでボコショー続けられるよ!!」
22: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 14:00:54.53 ID:PXsZTd9H0
「よお、お前らよく来たな!!オイラボコだぜ!!」
「ボコだー!!」
23: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 14:02:15.73 ID:PXsZTd9H0
そんな日々が続く。
いつまでも続く、つづくったらつづく。
24: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 14:03:36.91 ID:PXsZTd9H0
「凹さん、提案あるんすけど」
「なに?」
25: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 14:04:29.10 ID:PXsZTd9H0
「あのBGMに?歌詞か……フンフーフ、フンフーフ、フーッフフンフンフ、いや、いける?ボコのテーマか」
「ちなみに歌詞考えてあります」
26: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 14:05:21.80 ID:PXsZTd9H0
「ここまでボコの事を考えてくれた人は初めてだよ!!」
「いや、ボコってか俺のモチベーションのためで」
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