42: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:02:52.81 ID:PXsZTd9H0
「今月も目標売り上げにいかないなら、もうミュージアムはたためって本社から連絡も着たんだ」
「ボコ本社から」
43: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:03:54.90 ID:PXsZTd9H0
「そう落ち込まんで下さい凹さん、ボコはどんな逆境にも立ち向かうじゃないですか」
「けど、結局負けちゃうし……」
44: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:04:55.40 ID:PXsZTd9H0
その次の日のこと、珍しくミュージアムに来園者が来た。
6人の少女達で、内5人はグループ、しかも戦車に乗っての来園だ。
45: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:07:15.24 ID:PXsZTd9H0
「ボコだー!!」
5人の女子高生グループの一人が歓声を上げた。
46: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:08:22.84 ID:PXsZTd9H0
だが、しかし。
「うぐえっ!!」
47: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:08:53.36 ID:PXsZTd9H0
ひときわ大きな声に、怖気づいていた少女も気持ちが高ぶったのか、ついに声を大きくはりあげた。
「ボコがんばれーーーっ!!」
48: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:09:22.29 ID:PXsZTd9H0
その声は、とても懐かしいものだった。
49: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:10:18.43 ID:PXsZTd9H0
『ボコだー!』
『ボコー!がんばれボコー!!』
50: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:12:36.31 ID:PXsZTd9H0
間違えるはずが無い、あの少女だ。
何時もボコを見に来てくれていたあの子だ。
51: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:13:18.65 ID:PXsZTd9H0
「きたきたきたー!!ありがとよ、おめえら!!さあおいらの本気みせやる、うわあぁっ!」
「なんだこいつ」
52: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:14:28.30 ID:PXsZTd9H0
少女達が帰り、控え室で休む。
久々に充実した仕事をしたと思う。
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