47: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:08:53.36 ID:PXsZTd9H0
ひときわ大きな声に、怖気づいていた少女も気持ちが高ぶったのか、ついに声を大きくはりあげた。
「ボコがんばれーーーっ!!」
48: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:09:22.29 ID:PXsZTd9H0
その声は、とても懐かしいものだった。
49: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:10:18.43 ID:PXsZTd9H0
『ボコだー!』
『ボコー!がんばれボコー!!』
50: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:12:36.31 ID:PXsZTd9H0
間違えるはずが無い、あの少女だ。
何時もボコを見に来てくれていたあの子だ。
51: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:13:18.65 ID:PXsZTd9H0
「きたきたきたー!!ありがとよ、おめえら!!さあおいらの本気みせやる、うわあぁっ!」
「なんだこいつ」
52: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:14:28.30 ID:PXsZTd9H0
少女達が帰り、控え室で休む。
久々に充実した仕事をしたと思う。
53: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:15:07.32 ID:PXsZTd9H0
「はっ?スポンサーがついた?」
「うん!しかもかなりすごい人が来てくれたんだ!!」
54: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:17:34.74 ID:PXsZTd9H0
「ええ〜理由はなんすか、金持ちの道楽じゃあるまいし」
「なんかね、家元の娘さんがボコ大好きで、ここを廃園にしたくないからお願いしたんだって」
55: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:18:59.03 ID:PXsZTd9H0
こうして、どうにかこうにか我等がボコミュージアムは無事存続が決まった。
島田流家元とその娘によるプロデュースも行われ、徐々に売り上げは回復、今後もなんとか続けれるようになった。
56: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:19:40.55 ID:PXsZTd9H0
さて、その答えはたくさんある。
かつて凹さんが言ったような玄人向けのキャラクターと言う答えもあるが、しかしここはあの懐かしき少女にならい、決まって答えるべきだろう。
57: ◆k.HMJKcYzc[saga]
2016/09/01(木) 16:20:12.64 ID:PXsZTd9H0
「それが、ボコだから」
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