10:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 18:51:28.81 ID:zsoczlY00
その晩、夢を見た。
夢の中で自分たちは3人で、屋上で汗を流して。
「そこ、違いますわよ!」なんて声を自分が出している。
そうだ、この頃の振り付け指導は自分がやっていた。
スクールアイドルのダンスについては自分が一番詳しかったのだ。
意外と堅実に踊る鞠莉に比べて、果南は才能に任せて適当になりがちだった。
あの頃、自分の注意の声は大半が果南に向いていたような気がする。
それを鞠莉が茶化して、果南がむくれて…、そんな日々だった。
朝起きたとき、幸せな気分だった。
学校に行けば2人にまた会える。あの頃のようにまた一緒に踊れる。
なぜかずきりと、胸が悲鳴を上げた。
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