24:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:21:54.45 ID:zsoczlY00
日が傾きかけたころ、重い身体を引きずってシーツを変えることにした。
もともと体調には問題がない。動き始めたら案外快調だった。
少し気をよくしながらシーツと枕カバーを運んでいると、買い物袋を提げた鞠莉とばったりでくわした。
後ろにルビィがいるところを見るに、ダイビング組は解散して、その後鞠莉だけがルビィに着いてきたらしかった。
鞠莉はこちらを見るなり、目をまん丸に見開いて驚き、その後眉をぐっと顰めてずんずんと寄ってくる。
鞠莉「ダイヤ!もうそんな無理して!体調悪いんでしょ!?」
ダイヤ「え、えっと、もう大丈夫ですわ…。」
鞠莉「そんなはずない!ダイヤが正直に体調悪いって言うくらいだから、きっとひどかったはず!」
自分はどんな人間だと思われているのか、その一端を垣間見た気がした。
それにしても、こんなに真剣な鞠莉は果南の一件以来かもしれない。何となく嬉しかった。
同時に、嘘をついて遊びの誘いを断ったことを後悔した。
鞠莉「とにかくダイヤは部屋で休むの!果南にも怒られるよ!」
無理やり背中を押されて、部屋に戻る。シーツはルビィが引き取って行ってしまった。
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