過去ログ - 麻子さんと世界における普遍的真実【ガルパンSS】
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12:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 22:19:39.23 ID:Q6TLHCto0
『まず最初にこのバイカル湖より深い思慮を持つ私に相談するなんて、なかなか分かってるじゃないのミホーシャ!』

 みほから電話が来てご機嫌な様子なのは、プラウダ校のカチューシャ。

 腹芸が得意とはいえないみほではあるが、いえ最初じゃなくて4人目ですと軽率に口にしたりはしない程度の慎重さは持ち合わせていた。

『私の誕生日の過ごし方を教えてあげるわ。まず10時起床。なんといつもより3時間もお寝坊が許されているのよ!』

「いつもはけっこう朝早いんですね、カチューシャさん」

『続いて学園全体からの貢物を受け取って……』『いえ、貢物ではなく、同志たちからの好意による自主的な贈り物です』

 ノンナが早速横から訂正する声も聞こえる。

『それからお昼はボルシチとブリャーニク、その後はお昼寝。起きたらシャルロートカとロシアンティーでお茶にして、またお昼寝。目が覚めたらビーフストロガノフとキシュカをバルチカで流し込んで、デザートは果物。そしたらお風呂に入って消灯よ。どう、参考になったでしょ?』

「あっ、はい……」

 終始食っちゃ寝ばかりだということしかわからなかったが、もちろんそれも口には出さない。

『そのスケジュールはお誕生日の日だけの特別ですからね、カチューシャ。さあお風呂の時間ですよ』

『えええー、せっかくミホーシャと電話してるのにぃ……まあいいわ、それじゃねミホーシャ、ピロシキ―』

 まあこの保護者がいれば、怠惰な生活でカチューシャが肥満問題に悩まされることはなさそうではある。




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