過去ログ - 雪穂「海未ちゃんと私」
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1: ◆mB0YkBUROE[sage saga]
2016/09/02(金) 16:53:43.79 ID:6ZZ8c9PUO
 「はぁ・・・」

 私は今、お風呂に入りながら物凄く落ちこ んでいた。ショックで食事が喉を通らないってことが本当にあるんだなぁなんて発見は置いといて、そんな感じで落ち込んでいるのである。何にここまで落ち込んでいるのかって言われると、話は5時間ほど前に遡るわけで・・・




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2: ◆mB0YkBUROE[sage saga]
2016/09/02(金) 16:54:37.43 ID:6ZZ8c9PUO

 いつものようにリビングで亜里沙とμ'sのPVを見ていた時のこと、

 「亜里沙って好きな人いるの?」

以下略



3: ◆mB0YkBUROE[sage saga]
2016/09/02(金) 16:55:21.13 ID:6ZZ8c9PUO
 そんなこんなで今に至る。うーん、海未ちゃんかぁ・・・。いや、なんとなくそういう気はしてたよ?海未ちゃんに会った時の目の輝き方は凄いし、しょっちゅう海未ちゃんの話するし、海未ちゃんのHJNN取るために6千円ぐらい注ぎ込んでたし。とはいえ、はっきり言われるとやっぱり心に突き刺さるものがある。まあ聞いた私が悪いんだけどさ。それにしても海未ちゃんがライバルなんて勝ち目が無いや、だって私より背が高いし、私より勉強出来るし、私より運動が出来るし、私よりかっこいいし、それなのに私より可愛いし、私より綺麗で大人っぽいし、私が海未ちゃんに勝てるものは何も無い。

 「はぁ・・・」

私はもう1度大きくため息をつき、眠りについた。
以下略



4: ◆mB0YkBUROE[sage saga]
2016/09/02(金) 16:56:26.45 ID:6ZZ8c9PUO



 次の日、私は高熱を出して寝込んでいた。まあ当然である。だってお風呂で3時間ぐらい寝てたんだもん。お姉ちゃんが気付いてくれなければ溺死してたかもしれない。おー、こわこわ。
 
以下略



5: ◆mB0YkBUROE[sage saga]
2016/09/02(金) 16:57:08.42 ID:6ZZ8c9PUO

気持ちは嬉しいけど、今日は会いたくなかったかな、昨日の事もあるし。そんな時、ただいまーってお姉ちゃんの声。そのすぐ後にお邪魔しますと海未ちゃんの声。どうやら今日はつくづくツイてないみたい。

 「海未ちゃん来たみたいだね」

以下略



6: ◆mB0YkBUROE[sage saga]
2016/09/02(金) 16:57:47.82 ID:6ZZ8c9PUO
 「雪穂、どうしたの?急に顔が赤くなったけど・・・、はっ!?もしかして熱が上がった!?どうしよう!?雪穂が死んじゃう!」

 「いや、死なないから」

 「えっ!?雪穂大丈夫!?」
以下略



7: ◆mB0YkBUROE[sage saga]
2016/09/02(金) 16:58:31.17 ID:6ZZ8c9PUO
質問する時も直球な亜里沙。どうやら少し、オブラートに包む、という言葉を教えた方がいいかも知れない。でもこれが亜里沙の所でもあるんだよなぁ。というかどうやって誤魔化そうか、

 「え、えーとそれは・・・」

目が泳ぐ私。じっと私を見つめる亜里沙。
以下略



8: ◆mB0YkBUROE[sage saga]
2016/09/02(金) 17:00:46.07 ID:6ZZ8c9PUO
 「ふぇっ!?ななななんで急に!?」

 「熱が出てないのに顔が赤くなったのならそういう事なのかと思いまして」

 「うっ・・・、まあでも亜里沙は脈無しなんだよね・・・」
以下略



9: ◆mB0YkBUROE[sage saga]
2016/09/02(金) 17:01:21.87 ID:6ZZ8c9PUO
 「確かに、初めから無理だと決めつけて諦める事はとても楽なことで、これ以上余計に傷付くこともないでしょう」

 「ですが、ここで諦めてしまえば、今より良くなる事は絶対にありえないんです」

 「それでもあなたは、雪穂は諦めてしまうのですか?」
以下略



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