過去ログ - 君の名は。 もう一度出逢う
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7:saga
2016/09/05(月) 23:13:20.81 ID:xnnNaHcHO
心に火が点いていた。 今すぐ駆け出したい。それはあの日から今日までくすぶり続けた小さな種火であった。
長らく整備されていない道は脆く頼りない。脇から生える木々に邪魔されて満足に進む事も出来ない。
だというのに瀧は走る事をやめられないのだ。

この先に何かある、という妄執にも似た確信だけを頼りに走る。
土くれにメッキをかけただけの過去を確かな物にしたいから走る。
三葉と共に歩む未来を見据えたいから走る。自分と三葉の道はこの先にしかないから。





立花瀧は思う。自分と三葉が出会ったのは偶然なのか?と
偶然な筈はない。だって自分達の間にはこんなにも強い「ムスビ」が感じられるのだから。




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