8:saga
2016/09/05(月) 23:14:17.68 ID:xnnNaHcHO
***
どれくらい経っただろうか。午後の光は薄れ、あたりには夕暮れの気配が混じり始めている。
山頂へたどり着くとそこには三葉がいた。
疑問はいくつも沸くが、全ての神経を弛緩し、流れの中に身を委ねる。後は勝手に「ムスビ」が俺達を繋げてくれる気がした。
三葉と互いに見つめ合う。2人の視線が十字に絡んで浮いて揺れる。
やがてあたりの色が一段暗くなり、世界の輪郭がぼやけた。
そうして俺達はどちらからともなく呟く。
「カタワレ時だ」
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