109: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:12:03.95 ID:bKiWKF0C0
荊州兵「敵船、対岸へと引き返していきます!」
アリサ「あっははは!思い知ったか弱小め!」
110: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:13:11.13 ID:bKiWKF0C0
エリカ「隊長!みほ!」
小梅「お二人とも、無事だったんですね」
まほ「エリカ、小梅。……どうしたの?」
111: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:13:43.21 ID:bKiWKF0C0
――カチューシャ軍総旗艦――
カチューシャ「ノンナ!名案を思いついたわ!聞きなさい!」
ノンナ「カチューシャ、食べながらしゃべるのは行儀が悪いですよ」
112: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:14:22.69 ID:bKiWKF0C0
――江東軍本陣――
エリカ「直下!久しぶりじゃない!」
直下「エリカさんこそ、お元気で何よりです!……それにしても、江東水軍の都督だなんて、すごいです!」
113: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:14:59.88 ID:bKiWKF0C0
杏「やっぱ、そうだよね……ま、逸見ちゃんもこんな罠に引っかかるほど間抜けじゃないとは思うけどさ」
みほ「ええ。きっとこの策を逆用する方法を考えているはずです」
杏「ま、『同盟軍の都督サマ』のお手並み拝見といこうか……あれ?西住ちゃん?」
114: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:15:28.48 ID:bKiWKF0C0
直下「しかし、これが噂の江東水軍ですか……素晴らしい練度ですね」
エリカ「日々の訓練を重ねてきているだけよ……ほら、あんな風にね」
直下「すごい!揺れる船の上から矢を放って、的に当てるなんて!」
115: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:16:07.96 ID:bKiWKF0C0
直下「ホントにあのときは困りましたよ!もう直した矢先にまたやられちゃうんですから!」
エリカ「ええ、そんなこともあったわね……あら?誰かしら?」
みほ「すみません、エリカさんに少し用事が……」
116: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:16:49.14 ID:bKiWKF0C0
みほ「そんな!私よりその人を優先するんですか?昨日の夜だって二人であんなに楽しんだのに!」
エリカ「……!な、何を言ってるの!嘘をつかないでちょうだい!」
みほ「嘘だなんて……私に囁いた言葉は、エリカさんの嘘だったんですか!?」
117: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:17:17.61 ID:bKiWKF0C0
エリカ「ちょっと!どういうつもりよ!」
みほ「どういうつもりだなんて、そんな……私はただ、エリカさんがあの場を離れる口実を作ろうと……あの人、カチューシャさんのスパイですよね」
エリカ「……!やっぱり気づいてたのね」
118: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:17:46.29 ID:bKiWKF0C0
直下(今がチャンス!きっとこの辺を探せば、なにか見つかるはず……)
ガサゴソ
直下「あった!えーっと……こ、これは!今すぐ帰って報告しないと!」
119: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:18:38.70 ID:bKiWKF0C0
エリカ「……でも、他にもっといい口実があったでしょ」
みほ「いえ。あれも策のうちです。……恐らく直下さんは『江東水軍の都督は大洗の軍師に骨抜きにされている』とカチューシャさんに報告するでしょう。敵の油断も誘えて、一石二鳥の作戦です」
エリカ「だから!それじゃ私の汚名が天下に伝わっちゃうじゃない!」
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