138: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 20:05:58.74 ID:bKiWKF0C0
エリカ「名無しも何も、あんた結構な名家の生まれじゃない……まあ、いいわ。説明をしてちょうだい」
ミカ「風の声を、聞いたんだ」ポロローン
みほ「風の声……?」
ミカ「南向きの風と一緒に、自分を探してここまで流れてきた。『そろそろ、反対の方に行ってみようか』と、風が言っているのさ」
エリカ「こいつの言葉をあんまり深く考えちゃダメよ。大事なのは、一つ」
みほ「南と、反対向きの風……」
エリカ「そう。つまり、近いうちに北向きの風が吹くらしいのよ」
ミカ「この言葉を信じるのも信じないのも、それは君たちの自由だ」ポロローン
エリカ「こんなことを言ってるけど、悔しいことにこいつの風を読む能力は天才的よ。こいつが吹くと言えば、間違いなく北向きの風は吹くわ」
みほ「それなら!」
エリカ「ええ。……火計を行うのは、その時を置いて他にないわ。燃えるものを満載した火船の用意はできてる。それをひとかたまりになったカチューシャ軍にぶつければ!」
ミカ「その作戦に意味があるとは思えないな」
エリカ「なんですって!?」
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