74: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:48:33.79 ID:bKiWKF0C0
エリカ「はっきり言わせてもらうけどね、私はカチューシャ軍と戦うつもりはないの。私の江東水軍が健在だったら、交渉に持ち込んでほどほどの所で講和を結ぶことだって十分にできるわ。それには、大洗軍がいると邪魔なのよ」
みほ「…………」イラッ
エリカ「ふん、悪運だけが取り柄の弱小は震えて縮こまってるのがお似合いよ」
75: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:49:07.43 ID:bKiWKF0C0
エリカ「……な、なによその顔。なにか文句でもあるわけ?」
みほ「エリカさんの言いたいことはわかりました。それじゃ、今度は私の言葉を聞いてくれますか?」ギュッ
エリカ「わ、わかったわよ。わかったから少し離れなさいよ」
76: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:49:33.31 ID:bKiWKF0C0
みほ「ふうっ。説得完了です♪」
エリカ「あ、あへぇぇぇ……」
まほ「これは説得じゃない」
77: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:50:03.49 ID:bKiWKF0C0
エリカ「そう……失礼したわね。疲れてるのかしら……」
みほ「お仕事のし過ぎは体に悪いですよ?……それで、カチューシャ軍への対応を決める会議のことなんですが」
エリカ「カチューシャ軍!?決まってるじゃない!私の江東水軍があんな奴らに後れを取ることなんてありえないわ!大洗軍も同盟を結ぶ以上は、全力で戦うのよ!いいわね!?」
78: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:50:38.43 ID:bKiWKF0C0
まほ「どこであんな技を身につけたの」
みほ「しばらく住んでた村で、ちょっとね。普通はあんなにうまくかからないんだけど、特別かかりやすい人だったみたい」
79: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:51:19.16 ID:bKiWKF0C0
――江東・建業――
降伏派文官「ですから!カチューシャ軍は圧倒的な数の上、水軍まで手に入れました!これと戦うのは愚かな行いです!」
抗戦派武官「何を!戦いもせずに屈することなどできるか!」
80: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:51:45.50 ID:bKiWKF0C0
エリカ「…………」ツカツカ
梓「エリカさん……」
エリカ「この期に及んで、何を話し合っているの!カチューシャ軍は既に目と鼻の先の荊州まで来ているのよ!今は一丸となって、戦いの準備を整えるべき時でしょう!」
81: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:53:26.72 ID:bKiWKF0C0
梓(ど、どうしよう……)
まほ「梓」
梓「まほさん……」
82: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:54:22.56 ID:bKiWKF0C0
梓『桂里奈ちゃん!このままなら、天下だって手が届くよ!二人で天下を目指そうよ!』
桂里奈『あい!』
梓(そうか……、私は、桂里奈ちゃんとの約束を守りたい。桂里奈ちゃんと二人で手に入れると決めた天下に、手を伸ばしてみたい……今まで築いてきたものは、そのためのものなんだ)
83: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:55:32.38 ID:bKiWKF0C0
梓「これより、私の決断を伝えます!」
小梅「…………」
まほ「…………」
84: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:56:01.48 ID:bKiWKF0C0
エリカ「私の江東水軍に任せなさい!大洗軍と協力して、カチューシャ軍なんて全部長江に沈めてやるわ!」
杏(しっかし、逸見ちゃんも降伏派、って聞いてたんだけどな……いったい、うちの軍師様はどんな手を使ったんだか……なにはともあれ、これで首の皮一枚つながったかぁ)
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