78: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:50:38.43 ID:bKiWKF0C0
まほ「どこであんな技を身につけたの」
みほ「しばらく住んでた村で、ちょっとね。普通はあんなにうまくかからないんだけど、特別かかりやすい人だったみたい」
79: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:51:19.16 ID:bKiWKF0C0
――江東・建業――
降伏派文官「ですから!カチューシャ軍は圧倒的な数の上、水軍まで手に入れました!これと戦うのは愚かな行いです!」
抗戦派武官「何を!戦いもせずに屈することなどできるか!」
80: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:51:45.50 ID:bKiWKF0C0
エリカ「…………」ツカツカ
梓「エリカさん……」
エリカ「この期に及んで、何を話し合っているの!カチューシャ軍は既に目と鼻の先の荊州まで来ているのよ!今は一丸となって、戦いの準備を整えるべき時でしょう!」
81: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:53:26.72 ID:bKiWKF0C0
梓(ど、どうしよう……)
まほ「梓」
梓「まほさん……」
82: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:54:22.56 ID:bKiWKF0C0
梓『桂里奈ちゃん!このままなら、天下だって手が届くよ!二人で天下を目指そうよ!』
桂里奈『あい!』
梓(そうか……、私は、桂里奈ちゃんとの約束を守りたい。桂里奈ちゃんと二人で手に入れると決めた天下に、手を伸ばしてみたい……今まで築いてきたものは、そのためのものなんだ)
83: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:55:32.38 ID:bKiWKF0C0
梓「これより、私の決断を伝えます!」
小梅「…………」
まほ「…………」
84: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:56:01.48 ID:bKiWKF0C0
エリカ「私の江東水軍に任せなさい!大洗軍と協力して、カチューシャ軍なんて全部長江に沈めてやるわ!」
杏(しっかし、逸見ちゃんも降伏派、って聞いてたんだけどな……いったい、うちの軍師様はどんな手を使ったんだか……なにはともあれ、これで首の皮一枚つながったかぁ)
85: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:56:30.75 ID:bKiWKF0C0
――荊州・カチューシャ軍本陣――
カチューシャ「さあ、準備は整ったわ!20万の大軍、圧倒的な艦隊……これぞ、真のカチューシャ戦術よ!見てなさい!江東の身の程知らず達を、このカチューシャの前に跪かせてやるんだから!全軍、前進開始!ウラー!!」
カチューシャ、ウラー!
86: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:56:58.45 ID:bKiWKF0C0
みほ「次回、ガールズ&パンツァー『激戦です!』」
87: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:58:00.61 ID:bKiWKF0C0
時は漢の建安5年。
圧倒的な戦力をもって荊州を降伏させたカチューシャ軍は、江東をも一飲みにすべく、大船団をもって前進を開始。江東軍も、都督の逸見エリカ率いる船団を迎撃に出し、今ここにかの「赤壁の戦い」の戦端が開かれようとしておりました。
『激戦です!』
88: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 05:58:30.41 ID:bKiWKF0C0
――カチューシャ軍総旗艦――
カチューシャ「いい風じゃない!やっぱり、天もカチューシャの覇道を望んでいるのね!」
ノンナ「荊州の兵によれば、この時期は毎年北から南に向かう風が続く、とのことです。カチューシャ」
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