93: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:01:28.02 ID:bKiWKF0C0
小梅「エリカさん!旗艦がこんなに前に出たら危険です!」
エリカ「何言ってんの!江東水軍は徹底的に戦うんだから!一番性能のいい私の船が前に出るのは当然でしょ!」
江東兵「敵艦隊、隊列が乱れています。どうしますか?」
94: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:02:24.87 ID:bKiWKF0C0
カチューシャ「……いったい、荊州軍はなにをやってるわけ!?陣形がメチャクチャじゃない!」
ノンナ「敵の動きに全く対応できていません。……カチューシャ、念のために旗艦をお下げになっては?」
カチューシャ「ダメよ!そんなことをしたら動揺が広がって、下手したら総崩れになるわ!」
95: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:02:52.51 ID:bKiWKF0C0
江東兵「都督!ひときわ大きい船が見えます!」
小梅「エリカさん!あの鎌とハンマーの旗に、ひときわ高い楼台……カチューシャ軍の旗艦だと思われます!」
エリカ(悔しいけど、大きさが違いすぎてこの船だけじゃどうもできないわね)
96: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:03:30.23 ID:bKiWKF0C0
カチューシャ「なにか申し開きがあるなら、言ってみなさい」
アリサ「……敵の動きが予想以上に早く、対応しきれませんでした」
カチューシャ「……戦いは時の運。江東水軍に歯が立たなかったことについてはまあ許してあげてもいいわ。でも、湖に迷い込んだことはどう説明するの?」
97: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:04:17.30 ID:bKiWKF0C0
――江東水軍本拠地・柴桑――
杏「いやー、さすがは江東水軍。最強の名に恥じない強さだね」
みほ「ええ。まさかここまでの強さだとは……、正直、驚きです」
98: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:04:46.37 ID:bKiWKF0C0
エリカ「当然ね。統一のための最後の戦いと言ってるくらいだもの。ここで退くようなことはことはまずないわ……戦略の再検討が必要ね。軍議を行うわよ。二人とも、早くしなさい」
杏「え?だけど、水戦の戦略でしょ?大洗軍は水戦の手伝いはできないよ?」
エリカ「何を言ってるの!同盟軍なんだから、あなたたちの意見も聞くのは当然じゃない!ほら、行くわよ!」
99: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:05:41.01 ID:bKiWKF0C0
エリカ「緒戦はものにしたとはいえ、カチューシャ軍は大軍よ。これぐらいの損害じゃ全く効いてないわ」
まほ「ああ……すぐに体勢を立て直して……いや、体勢を崩せたかどうかも怪しいな」
小梅「敵はこちらの上流に位置しています。それにこの季節、こちらは常に風下に立つことになります」
100: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:06:08.09 ID:bKiWKF0C0
まほ「なるほど……、20万の陣か」
小梅「そうなると、築く場所の候補は限られてきますね」
エリカ「鳥林(うりん)か、陸口(りくこう)ね」
101: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:06:41.95 ID:bKiWKF0C0
――カチューシャ軍総旗艦――
カチューシャ「見なさい!これがカチューシャ戦術の粋を集めた、最強の陣形よ!」
ノンナ「これは……驚きました。まさか、これほどの陣をお築きになるとは」
102: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:07:11.95 ID:bKiWKF0C0
――江東軍本陣――
エリカ「ああもう!なんなのよあの陣は!あんなのを築かれたら、こっちは手出しのしようがないじゃない!」
エリカ(それに、長期戦を続けるにはこっちの物資も心もとないし……)
103: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:07:38.08 ID:bKiWKF0C0
みほ「エリカさん、私もこの戦いが始まってから、お姉ちゃんに水戦について少しずつ教わっているんです」
エリカ「へえ、そうなの。……感心なことね」
みほ「ありがとうございます。それで、ちょっと思ったことがあるので、水戦のプロであるエリカさんに聞いていただきたいのですけど」
173Res/110.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。