117:名無しNIPPER[saga]
2016/09/11(日) 12:03:02.86 ID:9HsUO1L+0
汗が止まっていた。
田中星人との距離は約10メートル。
田中星人に動きが見える。
動いた。
私は地面に数度引き金を引いて前を向いたままバックステップを踏んだ。
遅れて地面が数回爆発して爆風と土煙が巻き起こった。
田中星人も爆風に巻き込まれて動きが止まった。
流れるように銃を正面に構える。
銃のモニターに透過した田中星人が映る。
ロックオンを数回、下の引き金もすぐに引く。
さらに数回撃つ。撃つ。撃つ。
田中星人が私に向かって突進してくる。
残り数メートル。
口からは白い光。
目の前までやってきた。
私は動かない。
田中星人を見続ける。
すると、私の目の前で田中星人はピタリと動きを止める。
それと同時に田中星人の体が膨張し始めた。
凛「…………」
膨れ上がり、大きく風船のようになって、
田中星人は内側から破裂した。
爆発して液体が私に降り注ぐ。
熱い液体、ジャージが真っ赤に染まっていく。
スーツ越しに感じる熱い感覚。
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