128:名無しNIPPER[saga]
2016/09/11(日) 17:33:54.72 ID:9HsUO1L+0
岸本「もうっ……渋谷さん、悪いんだけど玄野君を探すのを手伝ってもらってもいいかな? 多分この近くにいると思うから」
凛「え? ……わかったよ」
岸本「ありがとう、それじゃ、あたしはこっちを探すね」
凛「うん」
岸本さんと別れ、川と逆のほうに歩き出す。
まだ頭の中でさっきのことを考えてえいるが、大分落ち着いて着ている。
冷静に思い出してみると、さっきのは私の勘違い。
何かを殺して喜ぶなんて、頭のおかしいアイツじゃあるまいし勘違いに決まっている。
多分、田中星人に襲われたのと、スーツが壊れて怖かったという、恐怖感を勘違いしていたんだろう。
凛「……うん。そうだ、さっきのは違う」
自分に言い聞かせ、私は玄野さんを探す為に辺りを見渡した。
凛「あっ、あのスーツ」
すると少し離れた住宅街の路地に黒いスーツの後姿が見えた。
私はその後姿を追うように走り出す。
走り始めて、大分近づいて後ろから声をかけた。
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