134:名無しNIPPER[saga]
2016/09/11(日) 17:38:29.82 ID:9HsUO1L+0
あれから私は無理矢理歩かされて、いつの間にか古い木造アパートの前にたどり着いた。
男達は何かを話している。
このアパートに宇宙人がいると言っている。
私はそれを他人事のように聞いていた。
誰かがアパートの中に入っていくのも見えた。
多分、玄野さん。
玄野さんが入ってしばらくすると、私の手を掴んでいる男が他の男二人に言う。
「テッちゃん。このアパートに宇宙人いなかったら、俺ここでこいつをヤるわ」
「あァ? オメー、我慢できねーのか?」
「オウ、こんなオンボロアパートでも風呂くれーあんだろ。こいつを風呂に入れてそのままヤっちまうわ」
「中島ァ、何オメーだけおいしい思いしようとしてんだよ!?」
男達の言葉に体が震えだす。
よくわからないけど、とても嫌な予感がする。
男達の目は全員私を見つめている。
今まで向けられたことの無いようなおぞましい視線を受けている。
その時、私の中で何かが切れたような音がした。
凛(こいつらは……だ)
凛(……は…………)
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