20:名無しNIPPER[saga]
2016/09/07(水) 00:25:17.57 ID:nkPm1PgN0
やっぱり私は死んでいるの?
分からない。何もわからない。
そんな中、一つだけ、私の心に、強く湧き上がる思いがあった。
『死ぬのは嫌だ。死にたくない』
それに気がついてから、私の叫びは変化していた。
凛「し、死にたくないッ! 誰かァッ! 助けてェッ!!」
ただ必死に、誰でもいいから、助けてと。
無くなってしまった私の体を返してと。
ただひたすらに叫んでいた。
だけど、私の叫びは誰にも届かなかった。
凛「イヤ……イヤだ……こんなの……イヤだよ……」
首だけで生きていれるわけがない。
もう死んでしまう。
そう考えていた私が、再び自分の体を見て完全に思考が停止するのを誰が咎めることができるだろうか?
凛「……え?」
自分の体を見ながら私はその場で固まり続けていた。
手に黒いナイフを持ち、夜の住宅街で佇んでいた。
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