220:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 04:44:19.07 ID:wmutTus80
凛「なっ!?」
弾けとんだ銃の破片を見ながら、私は体勢を崩し地面に落ちる。
叩きつけられる寸前で体勢を入れ替え、猫のように着地した私に仏像の声が聞こえた。
「銃が無くなッちまッたな?」
声の方向とは逆に手足を使って四つんばいの状態で飛ぶ。
「またワケわかんねェ動きしやがって! お前本当に人間か?」
だけど、空中で何か違和感を感じた。
キュゥゥゥゥゥン。
スーツから音がする。
前回聞いた音。スーツの限界を迎える音。
凛「!?」
その音を聞き、私は着地してスーツを見てしまう。
「おォ? もう一発ってとこか?」
仏像の声と共に、スーツから先ほど聞いた音より重々しい音が響き。
スーツのいたるところからドロリとした液体が漏れてきた。
当てられていた? でも銃は私に向いていない……。
まさか、ロックオンされていた?
凛「…………」
「クックック……スーツがイッたなァ?」
仏像が私を見て笑っている。気持ち悪い笑みを浮かべている。
「武器も無くなった、スーツはオシャカになった」
攻撃してこない、ただ私を見て、私の様子を伺っている。
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