221:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 04:45:29.46 ID:wmutTus80
「想像してみろよ。これからお前はさっき俺が言った通り、まずは手足を吹っ飛ばす。その次は腹を裂いて、中をこの剣でかき混ぜてやる。あァ、安心しろ、内臓は傷つけずにかき混ぜてやるから中々死にはしねェ、痛みだけを与えてやるから豚みてェな悲鳴を上げてくれよ?」
もはや私をただのオモチャとして見ている様なその視線に、私の感情が高ぶる。
凛「……舐めてんの? アンタを殺すのは私だって言ってるよね?」
私の言葉に、仏像は堰を切ったように笑い出した。
「ク……ククク……ハハハハハハハハハハ!! お、お前、マジで言ってんのか!? スーツも壊れて、武器もねェんだぞ? どーやって俺を殺すの? 教えてくれよ、なァ!!」
銃も壊されてしまって、私の持つ武器はもう何も無い。
私が今持っている武器は無いが、無くした武器はある。
そして、その位置を私は覚えている。
私はコイツを殺すための武器を手に入れる為に動いた。
だけど、私が一歩踏み出した瞬間。
ギョーン!!
仏像から音が聞えた。
凛「ぎっ! ああああぁぁぁぁぁぁ!!」
私の左腕が破裂した。
「いいね、悪くない叫びだ。だけどまだ足りねェなァ」
バランスを崩して顔から地面に落ち、そのまま数メートル転がり止る。
凛(い、だい……許さ……ない……殺してやる……)
痛みが私の感情に火を入れた。
殺意が止め処なく溢れ出てくる。
凛(殺す、絶対に殺す、グチャグチャにして殺す、私が受けた痛みをコイツにも味あわせてから殺す)
「んん? なんだ、まだ目が死んでねェじゃん」
凛「……殺してやる」
私は起き上がり、またあの場所へと行こうと足を踏み出す。
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