223:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 04:47:52.57 ID:wmutTus80
「ククク……逃げんなよ」
たどり着いた。
私はあごを当てて、コレの刃を収納した。
アイツはまだ来ない。
「おーい、そんなところに隠れんなよ、次は腹を掻っ捌かないといけないんだからよー」
コレを口に咥える。
もう持てないから口に咥える。
「おッ…………ハッハハッ!! ハハハハハ!! んだよそれ!? イモムシみてーに動きやがって、そんなに逃げてェのか!?」
建物の影にアイツもやってきた。
私はコレを限界まで咥え込む。
喉の奥が抉れるが関係無しに咥える。
「おーい、顔見せてくれよ、今どんな顔してんの? できれば泣いててほしィなァ、怯えててほしいなァ、どんな顔してんのかなァ……」
私の頭が掴まれて持ち上げられる。
「あー……もう我慢できねェかも……」
同時にコレを口の中に納めることができた。
「やっぱ顔見たら殺しちまうかも……でも勿体ねェ……」
喉の奥まで剣の柄が入り込み息も出来ない。
「ハァ、ハァ……」
だけど、そのおかげで私の歯に、この剣を伸ばすためのスイッチが触れている。
「ハァ……ご開帳だァ…………あァ?」
凛「ジ、ネ゛」
アイツの顔が見えたと同時に、歯を噛み締めて剣のスイッチを入れた。
剣は一瞬で伸び、アイツの脳天を貫いた。
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