227:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 04:51:55.10 ID:wmutTus80
凛「あ、誰だろう?」
徐々にその輪郭が現れる。
玄野さんだった。
凛「あ……よかった。死んでなかったんだね」
ほっと一息をつく、最後に私が見たときには血を流しすぎて死んでもおかしくない状態だったのだから。
だけど、玄野さんの様子がおかしいことに気がつく。
玄野「あああッッ!!」
凛「?」
玄野「ハアッ!! ハアッ!!」
凛「どうしたの?」
玄野「ハアッ ……ハァッ、……あ? し、渋谷、さん?」
凛「うん。今日のゲームは終わったからもうそんなに怯えなくても大丈夫だよ」
玄野さんは涙を流しながら、必死な顔をしていた。
怯えているのだろうと思い、気休めでも声をかけてあげることにした。
玄野さんは少し落ち着いたようで、私に問いかけてくる。
玄野「終わっ……た……のか……?」
凛「何とかね」
玄野「岸本も…………アイツも……北条も……死ん……だ……岸本…………」
凛「……」
そうだった……。
岸本さんも、加藤さんも、他の人も沢山死んでしまった……。
今回は人が多く死にすぎた……。
玄野「……なんで、岸本……くそ…………」
玄野さんが項垂れている。
私はどう声をかけていいかわからないでいたが、その直後にガンツから音が鳴る。
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