29:名無しNIPPER[saga]
2016/09/07(水) 21:10:34.25 ID:nkPm1PgN0
「ハグッ……グオッ……」
凛「……は? な、に……これ?」
私の手から伸びている刃、さっきのナイフが伸びてこの人の胸に刺さっている。
凍りついたように私の手は固まっていたが、少しすると手に持った黒いナイフ……いや、黒い剣からとてつもない重量感を感じ、私の手は地面に吸い込まれるように黒い剣を下に振り下ろしていた。
「ゴバァッ!!」
それと同時に私に降りかかる、熱い緑の液体。
目の前にいた大きな人は、胸から裂けるように半分に割れ、裂けた部分から止め処なく緑の液体が噴出し私に降り注いでいた。
凛「…………」
瞬きもせずに私はその光景を目に焼き付けていた。
大きな人は潰れるように地面に吸い込まれ、数分間痙攣をしながら液体を撒き散らしていたが、やがてそれも止まり辺りには静寂だけが残った。
凛「…………」
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