299:名無しNIPPER[saga]
2016/09/20(火) 00:13:40.17 ID:6gcErZcs0
玄野「……なァ、あのチビって本当に来るのか?」
凛「最後に聞えたでしょ? 多分来るよ」
玄野「……おまえ、家族とか言ってたけど、家族を守る為にあんな奴と戦うつもりなのか?」
凛「あたりまえでしょ」
玄野「……俺、別にいいや」
凛「? 何が?」
玄野「……アイツ滅茶苦茶強かった、勝てねーよあんなの」
凛「……アンタ」
玄野「それに俺家族が死んでもどーでもいいし、俺の命のほうが大事だし」
凛「……」
玄野「それに家族の前でアイツと殺りあってるとこ見られたら、俺がガンツに殺られかねないしな」
凛「……アンタのお父さんやお母さんが殺されるかもしれないんだよ」
玄野「だからそんなのどーでもいいって」
凛「…………」
コイツのことが理解できなかった。
家族が大事じゃない、両親が殺されてもいいといえるコイツが。
私が言葉を発しかけたとき、あの夜に感じたあの感覚と声が頭の中に響き渡った。
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