320:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:45:52.34 ID:SW7pyD5d0
玄野は女の子を避難させようとしているみたいだった。
玄野「あっちに向かって走ッて逃げろ。グラウンドに出れば大丈夫だと思う」
「…………」
女の子は玄野を見ながら涙目で首を振る。
玄野「はァ……なら、こっちに来いよ……」
「…………」
女の子は震える手で玄野の手を取り、階段を登っていく。
凛(……)
階段を登り屋上に着いた玄野は、女の子を屋上の隅に連れて行き、待っているように促した。
玄野「ここにいろよ、たぶんここなら安全だと思うから」
女の子は震えながら玄野を見ていたが、玄野は女の子に一言言って屋上を出て行った。
玄野「すぐ戻ッから、目を瞑って待ッててくれ! 絶対戻ッからさ」
女の子は玄野を見て、玄野が屋上から出て行くと同時に、すぐ耳と目を塞いで震えていた。
私は玄野を追う。
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