34:名無しNIPPER[saga]
2016/09/07(水) 21:14:39.03 ID:nkPm1PgN0
そうやって考えていると、いつの間にか少年が私の前にしゃがみこみ、私の顔を覗き込んでいた。
「……あんた、結構いい目してるね。さっきはそーでもなかったけど、今のあんた、悪くないよ」
何を言われているのかよくわからなかったが、私はさっきよりも大分落ち着いてきて、
少年の言葉に耳を傾ける。
凛「どういう、ことなの?」
「いや、なんでもない。俺もあんたに色々聞いてみたいけど、タイムリミットが近いからまずは先に残りのターゲットを殺しに行く」
タイムリミット?
一体何の?
「あんたも着いてくる?」
その言葉に、私は頷いた。
分からないことだらけ、だけどこの少年は何かを知っている。
今何が起きているのかを知りたい。
そして何よりも、一刻も早くこの場所から離れたい。
そう考えて、私は視線を少年から離さず、他の何も見ずに立ち上がった。
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