39:名無しNIPPER[saga]
2016/09/08(木) 00:21:54.45 ID:eYxaThCG0
何をしているのかと少し近づくと、私の目は宇宙人がモゾモゾと動き始める姿を鮮明に捉えた。
あの少年も黒いスーツの人も気付いていない。
手を二人に向けて、宇宙人が二人に何かをしようとした。
その手には長くカマのような爪、それと一緒に何かが握られている。
私はその爪を見た瞬間、さっき見た凄惨な光景が結びつき、咄嗟に手に持った剣のスイッチを押していた。
「ネギ……アゲマ……ゴバッ!!」
宇宙人の声が聞こえた。
何かを言って、その後に口から緑色の液体を吐き出している。
その原因を作ったのは私。
私の手に握られた黒い剣は一瞬にして数十メートル近く伸びて、宇宙人の喉を貫いていた。
私は再び重さに耐え切れず黒い剣を掴んだまま地面に突っ伏してしまった。
私が顔を上げたときには、宇宙人の体は半分に分かれて地面に転がっており、
その手には何故かネギが握られていた。
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