414:名無しNIPPER[saga]
2016/09/29(木) 00:04:17.18 ID:X6GtELtl0
私の視界に妙なものが映る。
土煙が晴れて、木々は完全に潰されて、月明かりが照らす平地。
私の十数メートル前に放電が起きている。
徐々に現れてくるその姿は、先ほど見た敵の姿。
顔を覆う金属製のヘルメットにドレットヘアーのような髪が隙間から出ている。
体は金属の鎧につつまれて、左肩の鎧が吹き飛んで中の体が見えていた。
手には槍を持ち、もう片方の手には長い爪のような刃が装着されている。
凛(……何のつもり? 姿をあらわした?)
何故か姿を現した敵を眼前に、私は敵の行動を見逃さずに警戒を続ける。
すると、自然な動作で敵は何かを投げてきた。
私はそれと同時に距離を取るが、敵と私の間に落ちたものは。
凛「…………私の、剣?」
さっき吹き飛ばされたときにどこかに落としたはずの私の剣だった。
敵が何をやっているのかわからない。
敵は私を見ながら、被っている金属のヘルメットに手を伸ばした。
凛「……」
私はそれを見続ける。
敵はヘルメットに繋がっているホースのようなものを外す。
外すたびにプシューと空気が漏れる音がする。
全てのホースを外し終えたのか、次はヘルメットを持って、
敵はヘルメットを外し、ガンツの画像そのままの化け物のような素顔を現した。
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